2020 私の妄想東京オリンピック!?この競技でメダルを目指します♪ – 中山 潤子 –

(大歓声に包まれる表彰式の会場)

ーおめでとうございます!
日本代表として初めて挑んだ今大会、
まずは率直な感想をお聞かせ下さい。

「ありがとうございます。
ええと、そうですね…
今回から始まったばかりの新種目ということで、
やっぱり緊張しました。
細かなミスはありましたが、
まずまずの出来だったと思います。
史上初の親子競技に挑戦出来たことが
何より嬉しいです。」

ー息子さんも、いい笑顔で頷いていますね。
今日の演技中盤では、
G難度「空中シャチホコ」を決めた瞬間に
会場が大きくどよめきました。
息子さんの驚異的な背筋は、
技術点・芸術点ともに高得点を叩き出しましたね!

「はい。あの技を決めるには、
彼の強靭な背筋力が必要不可欠なので。
私はそれを支えることだけに集中していました。」

ー過酷な練習を何度も繰り返したと伺っていますが…

「いいえ!あの技の基本形は、
彼が生後7ヶ月頃には既に完成していました。
ごく日常的な遊び…たかいたか〜いをしていましたら、
息子が自然とシャチホコの姿勢を
空中で決めるようになりまして…。
必ずしも、過酷な練習とは言えないかもしれません。」

ーでは、息子さんは
自然に技が出来るようになったという事ですか!?

「恥ずかしながら…我が家は本当に、
極端な狭小アパート住まいをしておりまして…
家で満足な遊具を子どもに与える事が出来なかったのです。
すると、いつの頃からか気づけば、
子どもが親を登るようになっていました。

…え?ちょっと何言ってるか分からないですか?
私もよく分かりません。

ただ言えることは、
子どもたちにとっては
親さえもジャングルジムになり得るということです。
そこに膝があれば踏み台にし、
ぽにょぽにょお腹は容赦無く蹴られ、
肩はクライミングに必要な出っぱりでしかないのです!!!」

ーなるほど。環境が育てる、という意味ですね。
競技のインタビューに戻って良いですか?

「(息を整えながら)……どうぞ。」

ーそれでは最後に、
今後の目標を教えていただいて宜しいでしょうか?

「今回は、シメの大技…H難度のTT親子タワーで、
土台の私がふらつくミスをして
大きな減点となり優勝を逃してしまいました。
より上を目指していくには、
私の基礎能力を底上げしなければなりません。

今回金メダルを取った上海雑技団親子とは、
そこが大きな違いだったのではないでしょうか。
メダルの色以上に大きな大きな実力差を感じています。
特に、この未就学児部門では…
これからもっと難易度の高い技を決める親子が増えることでしょう。

正直、次のオリンピックに出場できる気がまるでしません。
まずは国内大会を勝ち進めるように頑張りたいと思います。」

ーはい!私たちも、親子で新技を決める姿を見られる日を楽しみにしています。
以上、新種目「親子アクロバティック組体操」の会場からお送りしました!

 

※上記のごく一部は
ノンフィクションですが、
ほぼほぼフィクションです。
実在する競技・名称etc…
一切関係ありません。

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