答え合わせ? 夏休みはこう過ごしました♡ – 中山 潤子 –

夏休み…

あゝ 長崎は爆竹の雨だった

…でした。
そう歌いたいくらい、
お盆の長崎はちょっとしたカルチャーショックでして。
爆竹に次ぐ爆竹。まさに雨あられ。
私が人生でこれまで聞いた爆竹の音数、
あっさり記録更新です。

県外在住の無知な人間にとって
「精霊流し」とは、さだまさしさんの曲のイメージでして。
しっとりとした、静かでほんのり寂しい行事なのかなと思っていました。

爆竹を鳴らす風習の事も多少は耳にしていたのですが、まさかこれ程とは…

しかし私が訪れたのは、
長崎と言っても島原地方。
長崎市内の爆竹に比べたら
それでも随分大人しいそうです。
(後日長崎市内を通りかかったら、道路のあちこちに爆竹の燃えカスの赤い紙きれが大量に落ちていました。←箱ごと燃やすらしい。耳栓必須なのも納得。)

思えば、前日のお墓参りから
爆竹とロケット花火の洗礼でした。
墓地に響く、ヒューンッバチバチッパン!の音。

お墓を綺麗にして、お供えをして…
その間も絶えず、爆竹とロケット花火が
あちこちのお墓の影から聞こえていました。
墓地でお経以外のSEがあるのが新鮮です。
明るいんだか暗いんだか…独特の空気感。
どんな表情をすれば良いのか分からず、
最初は少し戸惑いました。

そして、翌日。
いよいよ精霊流し本番。
今年は台風の影響で実際に海へ流すのは中止になりましたが、
精霊船の町内練り歩き、流し場まで一緒に行く事は出来ました。

精霊船は、切子とうろうと呼ばれる
紙で出来た家紋入りの提灯で飾られます。
そのロウソクに火が灯され、
夕暮れ薄紫色の町に美しく浮かび上がっていました。
初盆を迎えた家から、町の若い衆に担がれて流し場へ。
交通整理された町中に「なんまいどー」と、かけ声が響きます。

そして、その音の隙間を埋めるかのような
爆竹・爆竹・爆竹!
特に流し場へ着いてからの
アピールタイム(?)舟回しが始まると、
爆竹の雨は一層強く激しく。
こちらで爆竹が終わりそうになると、
すぐさまあちらから爆竹が始まり…
「何?みんな爆竹で会話してるの⁉︎」と思わずキョロキョロ。

風景と音の激しさのギャップに混乱しつつも、
小さな男の子もおじいちゃんも
ニコニコで爆竹に火をつけている様子に、
温かい気持ちになりました。

同時に、私の中でさだまさし由来の「精霊流し」イメージが
サラサラと崩れて行くのを感じたのでした。
さようなら、さださん…
こんにちは、爆竹の世界…

…いやいや。
きっと爆竹の根底には、
死者を弔う心持ちが確かにあって。
それが融合して、しんみり明るい不思議なお盆になっているのかもしれないですねぇ。フムフム。

異文化お盆を体験した、
今年のささやかな夏休みでした。

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